ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

石油統計速報

2月の原油輸入量が1.9%減、3か月連続マイナス

2016年3月31日 (木)

調査・データ資源エネルギー庁が3月31日に公表した石油統計速報によると、2月の原油輸入量は1.9%減(前年同月比)の1596万キロリットルと、3か月連続で前年を下回った。

国・ 地域別輸入量はサウジアラビアが512万キロリットル(4.4%減)で最多となり、アラブ首長国連邦(UAE)が348万キロリットル(6.1%減)、 カタールが185万キロリットル(30.7%増)、クウェートが129万キロリットル(12.2%増)、ロシアが111万キロリットル(22.4%減)―― の順で続いた。中東依存度は82.5%で、前年に比べて0.1ポイント増と4か月連続して前年を上回った。

国内の燃料油生産は微減の1569万キロリットルと、6か月連続で前年を下回った。油種別ではガソリン、ナフサは増加したが、ジェット燃、灯油、軽油、A重油、B・C重油は減少した。燃料油の輸入は7.7%減の260万キロリットル、輸出は18.8%増の293万キロリットルとなった。

国内販売は6.1%減の1616万キロリットルで5か月連続で前年を割り込んだ。軽油、ジェット燃料油は前年同月を上回ったが、ガソリン、ナフサ、灯油、A重油、B・C重油が下回った。在庫は0.1%減の959万キロリットルと、7か月連続して前年を下回った。ナフサ、ジェット燃料油、軽油が増加し、ガソリン、灯油、A・B・C重油は減少した。