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日本ロジテム、センター・アセット拡大で増収増益

2026年5月14日 (木)

財務・人事日本ロジテムが14日に発表した2026年3月期連結決算は、売上高が前期比8.1%増の713億1700万円、営業利益が同16.9%増の14億3700万円、最終利益が65.9%増の7億6500万円だった。国内貨物の荷動きが伸び悩み、人件費などのコスト上昇が続くなか、前期に受託した物流センター業務の拡大や倉庫稼働率の改善、料金改定の浸透が収益を押し上げた。

貨物自動車運送事業は、売上高が3.6%増の269億1100万円、セグメント利益が1.0%増の19億7600万円だった。既存顧客の輸送需要に対応した取引拡大に加え、新規輸送案件の獲得で貨物輸送量が増加した。運送コスト上昇に対する料金改定も一定の効果を出したが、利益の伸びは小幅にとどまり、輸送単体ではコスト圧力の強さがうかがえる。

センター事業は売上高が14.3%増の179億9200万円と伸びた一方、セグメント利益は9.5%減の8億7200万円だった。物流センター業務の受託拡大や入出荷作業量の増加で増収となったが、人件費単価の上昇に加え、埼玉県ふじみ野市に新設した大型拠点の立ち上げで作業人員を増やしたことが利益を圧迫した。拠点新設による成長投資が、短期的には採算低下につながった。

アセット事業は、売上高が12.7%増の197億1500万円、セグメント利益が47.9%増の13億3000万円と大きく改善した。新たな保管貨物の獲得や顧客の在庫量増加により既存倉庫の稼働率が上がり、前期開設拠点と新設拠点の稼働も寄与した。その他事業は輸出入関連の取扱件数減少や物品販売の反動減で、売上高が1.4%減の66億9700万円、セグメント利益が8.3%減の9億1300万円となった。

海外では、拠点統廃合などで営業体制を見直し、進出地の国内需要取り込みを進めた。ベトナムではコールドチェーン事業強化に向け、持分法適用関連会社CLK COLD STORAGE COMPANYの出資持分を追加取得した。国際陸上輸送貨物が政策影響などで停滞するなか、海外事業は安定化と選別の局面にある。

27年3月期は、売上高を5.2%増の750億円と見込む一方、営業利益は9.5%減の13億円、最終利益は8.5%減の7億円を予想する。前期開設拠点の通期稼働や新設・拡張で取扱量は増える見通しだが、立ち上げ費用の先行や既存倉庫の稼働率低下を織り込む。

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LOGISTICS TODAY編集部
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