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資源エネルギー庁調べ

12月の原油輸入1.3%減少、ロシアからの輸入27%減

2016年2月1日 (月)

調査・データ資源エネルギー庁が1月29日に公表した石油統計速報によると、昨年12月の原油輸入量は1.3%減(前年同月比)の1729万キロリットルと、前年を下回った。

国・地域別輸入量はサウジアラビアが573万キロリットル(5.1%増)で最多となり、アラブ首長国連邦(UAE)が387万キロリットル(2.9%減)、クウェートが158万キロリットル(2.5%減)、カタールが145万キロリットル(4.5%増)、ロシアが139万キロリットル(27%減)――の順で続いた。

中東依存度は79.8%で、前年12月に比べて2.5ポイント増と2か月連続して前年を上回った。

国内の燃料油生産は2.1%減の1639万キロリットルと、4か月連続で前年を下回った。油種別ではナフサ、ジェット燃、B・C重油が増加し、ガソリン、灯油、軽油、A重油は減少した。

燃料油の輸入は1.5%減の331万キロリットルと2か月連続で前年を下回った。輸出は3.2%増の253万キロリットルと9か月連続の対前年増加。

国内販売は6.3%減の1764万キロリットルで3か月連続で前年を割り込んだ。ナフサ、ジェット燃料油は前年同月を上回ったが、ガソリン、灯油、軽油、A重油、B・C重油が下回った。

在庫は2.9%減の1050万キロリットルと、5か月連続して前年を下回った。ガソリン、ジェット燃料油、A重油が増加し、ナフサ、灯油、軽油、B・C重油は減少した。