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昨年12月の原油輸入量、6か月ぶりに増加

2017年2月1日 (水)

調査・データ資源エネルギー庁が1月31日発表した2016年12月の石油統計速報によると、原油輸入量は1781万キロリットル(kl)、前年同月比3%増と6か月ぶりに前年を上回った。

輸入量はサウジアラビア(703万kl、22.8%増)、アラブ首長国連邦(415万kl、7.2%増)、カタール(173万kl、19.22%増)、イラン(121万kl、40.7%増)、クウェート(87万kl、43.1%減)――の順で多かった。

同月の中東依存度は86.8%で、前年同月に比べて7ポイント増と14か月連続で前年を上回った。

燃料油の生産は1663万kl(1.5%増)と2か月連続で前年を上回った。油種別では、ガソリン、ナフサ、灯油、A重油は増加したが、ジェット燃料油、軽油、B・C重油は減少した。

燃料油の輸入は304万kl(8.3%減)と11か月連続して前年を下回った。輸出は265万kl(4.9%増)で3か月ぶりに前年を上回った。

国内販売は1747万kl(0.9%減)だった。油種別にみると、灯油、軽油、A重油、B・C重油は前年同月を上回ったが、ガソリン、ナフサ、ジェット燃料油は前年を下回った。在庫は936万kl(10.9%減)で17か月連続して前年を下回った。全油種(ガソリン、ナフサ、ジェット燃料油、灯油、軽油、A重油、B・C重油)が減少した。