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【4-9月期】川崎近海、輸送安定化策で増収確保

2011年10月31日 (月)
2012年3月期連結(単位:百万円)
 2012年3月期2Q2011年3月期2Q増減率
売上高21,14119,7986.8%
営業利益7111,964-63.8%
経常利益6011,839-67.3%
当期純利益4471,216-63.2%

ロジスティクス 

主力の近海部門と内航部門で増収を確保したが、東日本大震災の影響などで輸送効率が上がらず、損益面では赤字を計上した。

 

近海部門は、バラ積貨物輸送で年度契約を結んでいたことから、安定した輸送量を維持。定期船輸送は、往航の香港・海峡地、タイ向けで好調な鋼材需要に支えられ、輸送量は前年を上回った。しかし、復航の合板輸送では国内需要が低迷し、輸送量が減少した。部門売上高は81億1000万円となり14.5%の増収となった。また、営業損益は2600万円の損失となった。

 

内航部門は、鉄鋼、セメントメーカー向け石灰石専用船が概ね安定した輸送量を確保。国内のロールオンロールオフ船定期航路では、東日本大震災の影響により釧路航路・苫小牧航路・北九州航路の各航路で寄港地の変更を余儀なくされた。5月中には原航路へ復帰したものの、主要荷主が被災し、輸送量は停滞した。

 

八戸-苫小牧フェリー航路でも、震災の影響で青森港を代替寄港地とする臨時運航を行った。7月に原航路に復帰以降、トラック輸送量は、台風などの影響から稼働減となったものの、北海道からの農産物の輸送が順調であったことから、輸送量は前年並みを維持。

 

乗用車、旅客輸送では、旅客需要が低迷して輸送量が減少した。これらにより、部門売上高は129億9100万円、2.5%の増収となった。また、営業利益は43.5%の減益となった。