2012年3月期2Q | 2011年3月期2Q | 増減率 | |
---|---|---|---|
売上高 | 21,141 | 19,798 | 6.8% |
営業利益 | 711 | 1,964 | -63.8% |
経常利益 | 601 | 1,839 | -67.3% |
当期純利益 | 447 | 1,216 | -63.2% |
主力の近海部門と内航部門で増収を確保したが、東日本大震災の影響などで輸送効率が上がらず、損益面では赤字を計上した。
近海部門は、バラ積貨物輸送で年度契約を結んでいたことから、安定した輸送量を維持。定期船輸送は、往航の香港・海峡地、タイ向けで好調な鋼材需要に支えられ、輸送量は前年を上回った。しかし、復航の合板輸送では国内需要が低迷し、輸送量が減少した。部門売上高は81億1000万円となり14.5%の増収となった。また、営業損益は2600万円の損失となった。
内航部門は、鉄鋼、セメントメーカー向け石灰石専用船が概ね安定した輸送量を確保。国内のロールオンロールオフ船定期航路では、東日本大震災の影響により釧路航路・苫小牧航路・北九州航路の各航路で寄港地の変更を余儀なくされた。5月中には原航路へ復帰したものの、主要荷主が被災し、輸送量は停滞した。
八戸-苫小牧フェリー航路でも、震災の影響で青森港を代替寄港地とする臨時運航を行った。7月に原航路に復帰以降、トラック輸送量は、台風などの影響から稼働減となったものの、北海道からの農産物の輸送が順調であったことから、輸送量は前年並みを維持。
乗用車、旅客輸送では、旅客需要が低迷して輸送量が減少した。これらにより、部門売上高は129億9100万円、2.5%の増収となった。また、営業利益は43.5%の減益となった。