ロジスティクス川崎汽船は12日、米国ワシントン州タコマ港でコンテナターミナルを運営する子会社「インターナショナル・トランスポート・サービス」(ITS)が、30年以上にわたって運営してきた「HUSKYターミナル」を拡張すると発表した。
旧タコマ港湾局のノースウエスト・シーポート・アライアンスと、現ターミナルを37万6000平方メートル(93エーカー)から42万平方メートル(104エーカー)に拡張することで合意した。拡張工事は2018年7月に完了する計画。
この拡張により、HUSKYターミナルは、岸壁の直線化、荷役ヤードの再整備、24列対応のガントリークレーンの新規設置などの設備改良を行い、よりスムーズな内陸向け貨物への接続、最大で1万8000TEU型コンテナ船の2隻同時着岸が可能なコンテナターミナルとして生まれ変わる。
川崎汽船はタコマ港のほか、米国ロングビーチ港、日本国内、欧州などでも自営コンテナターミナル事業を展開している。
■施設の概要
新施設 | 現施設 | |
ヤード面積 | 42万平方メートル(104エーカー) | 37万6000平方メートル(93エーカー) |
水深 | 16メートル | 16メートル |
岸壁長 | 902メートル | 823メートル |
ガントリークレーン | 16-18列型4基・24列型4基 | 16-18列型4基 |
イメージ | 拡張後のHUSKYターミナル![]() | 現在のHUSKYターミナル![]() |