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ヤクルト本社、来夏にも米国工場着工

2011年11月2日 (水)

拠点・施設ヤクルト本社は2日、アメリカヤクルト(100%子会社)による米国初の「ヤクルト」生産工場を2012年夏に着工すると発表した。米国では現在、メキシコ工場で生産したヤクルトを輸入販売しているが、米国に新工場を建設することで、今後の販売数量拡大に備える。

 

同社は2010年6月にカリフォルニア州オレンジ郡ファンテンバレー市に新工場を建設すると発表したが、生産能力・設備計画の見直しを行ったほか、申請中の開発許可とその後の工事許可の取得にかかる期間を考慮し、着工が2012年夏にずれ込んだ。

 

米国では現在、カリフォルニア州、ネバダ州、アリゾナ州、テキサス州、コロラド州、ニューメキシコ州を中心に、スーパーなどの店頭でヤクルトを販売しており、2010年度は前年の2割増となる日量10万本、ことし9月には14万本を売り上げた。新工場の生産能力は、日量40万本でスタートし、最終的には95万本を出荷する。

 

■新工場の概要
工場の名称:アメリカヤクルトカリフォルニア工場(仮称)
所在地:カリフォルニア州オレンジ郡ファンテンバレー市
選定理由:現在の米国内最大市場であるロサンゼルスに隣接しているため
面積:約3万5980平方メートル(約1万900坪、約8.891エーカー)
着工:2012年夏
生産開始:2013年秋
生産品目:ヤクルト
生産能力:初期は40万本/日(最終的には95万本/日)
製品供給地域:現在の販売地域から順次拡大