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川崎汽船、「構造的変化」受け中計数値目標引き下げ

2016年4月28日 (木)

ロジスティクス川崎汽船は28日、事業環境が構造的に変化しているとして、昨年3月に策定した5か年の中期経営計画を見直したと発表した。最終年度の2019年度(20年3月期)の業績目標を大幅に引き下げた。

前3月期決算で514億9900万円の最終損失を計上するなど財務環境が悪化したことを受けて見直しに踏み切ったものとみられる。

これにより、20年3月期の業績目標は当初の1兆5000億円から3000億円少ない1兆2000億円、経常利益450億円(当初目標比400億円減)、最終利益330億円(270億円減)となった。

また、期間中5年間の投資計画は、当初の3300億円から2300億円へと1000億円減額。特に「安定収益体制拡充への投資」を1700億円から1050億円へとほぼ4割削り、逆に「成長への戦略的投資」は1200億円から950億円へと2割の減額にとどめた。

船隊整備については、電力炭船を除くすべての船種の隻数を当初計画の564隻(20年3月時点)から514隻へと引き下げた。

■船隊整備計画

川崎汽船が中計見直し、「事業環境が構造的変化」