財務・人事川崎汽船が10月31日に発表した4-9月期決算は、経常利益が29.3%増加、純利益も43.7%伸ばした。
不定期船事業が20.3%の減益となったものの、コンテナ船事業の利益が15億円から95億円へと大幅に回復。海洋資源・重量物船事業の赤字幅は19億円から6億円へと圧縮した。
コンテナ船事業の積高は、北米・欧州航路でそれぞれ8%増加、アジア・南北航路では2%の減少となり、グループ全体で5%増加。欧州航路を中心に短期貨物運賃の修復が進み、平均運賃が改善、増収増益となった。
物流事業は、国内物流が堅調、国際物流は円安の影響に支えられ、主に日本出し航空輸出貨物の取扱量が増加、増収増益となった。
[川崎汽船]2015年3月期第2四半期連結決算(単位:百万円)
2015年3月期第2四半期 | 2014年3月期第2四半期 | 増減 | |
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売上高 | 659,762 | 606,550 | 8.8% |
営業利益 | 24,909 | 19,763 | 26.0% |
経常利益 | 25,884 | 20,023 | 29.3% |
当期純利益 | 21,181 | 14,736 | 43.7% |