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輸入向け物流強化

東京納品代行、成田に新たなファッション物流拠点

2016年5月11日 (水)

アパレルセンコーは11日、傘下の東京納品代行が千葉県富里市で新物流拠点「成田ファッションロジスティクスセンターⅡ」(成田FLCII)を稼働させたと発表した。

東京納品代行、成田に新たなファッション物流拠点

東京納品代行は、センコーグループのファッション物流事業の中核を担う物流企業で、アパレルメーカーや百貨店などに向けてアパレル物流に特化した事業を展開している。

新たに稼働した成田FLCIIは地上4階建て、延床面積4万900平方メートルの大型ファッション物流センター。同社が取り扱うインポートブランド商品は空輸されることが多く、BCPへの配慮もあって成田地区をインポートブランド向けの物流拠点に位置付け、昨年5月には新センター隣接地に「成田ファッションロジスティクスセンターⅠ」(成田FLCI)を稼働させている。

新拠点の稼働により、東京納品代行は成田FLCI、既存の「成田センター」(千葉県多古町)と合わせ、成田空港から車で30分圏内に延床面積12万平方メートルの物流拠点が整う。

成田FLCIIには保税蔵置施設を設け、商品を店頭に届けるまでのリードタイムの短縮を図るなど、国際空港に隣接する立地を活かしながら、既存拠点と同様に商品の検品・洗濯タグ取り付けなどの品質管理サービスから保管・配送まで一貫した業務を提供する。

また、危険物倉庫エリアや化粧品・医薬部外品製造業許認可エリアを設け、顧客ニーズの多様化に対応するほか、高級ブランド品を扱うため、ICカードによる入退館管理、有人警備などのセキュリティ対策を施す。

■新拠点の概要
名称:成田ファッションロジスティクスセンターII
所在地:千葉県富里市美沢1番6
建物構造:鉄骨造、地上4階建て
敷地面積:2万1000平方メートル(6400坪)
延床面積:4万900平方メートル(1万2400坪)、うち倉庫面積3万9300平方メートル(1万1900坪)
設備:貨物用エレベーター(3.5トン)4基、ドックレベラー1基