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センコー、新造ケミカルタンカー就航

2011年11月14日 (月)
ケミカルタンカー「扇奥羽丸」

ケミカルタンカー「扇奥羽丸」

アパレルセンコーは11日、ケミカルタンカー「扇奥羽丸(せんおううまる)」を建造し、同日から就航したと発表した。同船は、国内各港を巡航し、合成樹脂メーカーなどにさまざまな液体化学品輸送のサービスを提供する。

 

現在、内航ケミカル船業界では船腹が減少してきており、来年度からケミカル製品輸送の船型条件が格上げされることを受け、ケミカル製品の安定輸送と事業拡大を図るために建造した。

 

また、さまざまな荷主の製品に対応できるよう、タイプIIと呼ばれる仕様にするとともに、環境に配慮した新型のエンジンを搭載しており、窒素酸化物(NOx)の排出量の低減を実現。併せて、安全な航海を徹底するため、独自の動態管理システムと気象海象の変化に対応した警報システムを導入した。

 

船名は、東日本大震災の被害を受けた「東北地方の1日も早い復興」を願い、扇奥羽丸とした。