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三井倉庫HD、海外事業の収益悪化し営業益46%減

2016年5月13日 (金)

ロジスティクス三井倉庫ホールディングスが13日に発表した前3月期決算は、海外事業の収益が悪化、港湾運送で顧客船社の取り扱いが減少したことなどを受け、営業利益が46.2%の減益となった。

三井倉庫ホールディングス
2016年3月期本決算
累計(百万円)
(前年同期比)
対売上高利益率
直近3か月(百万円)
(前年同期比)
売上高
212,97124.9%64,19639.0%
営業利益
3,287-46.2%1.5%655-63.3%
経常利益
912-78.8%0.4%1,362398.9%
当期純利益
211-82.5%0.1%-111--

国内倉庫業務は、新規倉庫稼動に伴う償却費増で増収減益。港湾運送は日中航路の航路再編に伴う取り扱い減少の影響を大きく受け、減収減益となった。海外現地法人が提供する物流サービス、複合一貫輸送サービスは、買収効果で規模が拡大し、大幅な増収となったが、既存業務は中国・新興国の景気減速の影響を受け、荷動きが落込み減益。

3PLは採算改善施策の効果で大幅な増益、アウトソーシング業務も新規業務の獲得で増収増益となった。陸上貨物輸送業務は、新たに連結対象となった丸協運輸グループの取り扱いが堅調に推移した。

今期は売上高2400億円(12.7%増)、営業利益60億円(82.5%増)、経常利益45億円(4.9倍増)、最終利益11億円(5.1倍増)を見込む。