菱重CC、タイに陸レフ販社設立し低温物流需要に対応

サービス・商品三菱重工グループの菱重コールドチェーン（東京都千代田区）は10月、タイのマハジャック社と合弁で陸上輸送用冷凍ユニット（陸上レフユニット＝陸レフ）の販売・アフターサービス会社を設立する。東南アジアで高まる低温物流ニーズの取り込みを図る。

菱重コールドチェーンは三菱重工業100％出資の陸レフの国内総販売会社で、合弁会社は「RCCアジア」の社名で菱重コールドチェーンが10％、マハジャック社が90％を出資して設立する。本社はバンコク郊外のマハジャック社のグループ会社敷地内に構え、将来的には菱重コールドチェーンが増資を引き受ける形で事業規模の拡大を検討する。

タイをはじめとする東南アジアでは、生活水準の向上に伴い日系企業や現地企業によるコンビニエンスストアの多店舗展開が活発化するなど、食品分野を中心に低温物流ニーズが急速に高まっており、現地で菱重コールドチェーンの陸レフを導入している企業では、日本と同等の取り付け、アフターサービスを求める声が高まっていた。