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三菱造船、フジトランスコーポ向けRORO船が進水

2023年10月31日 (火)

▲「ふがく丸」命名・進水式の様子(出所:三菱重工業)

荷主三菱重工グループの三菱造船は10月31日、フジトランスコーポレーション(名古屋市港区)から受注して建造中だったRORO船の命名・進水式を、山口県下関市の三菱重工業下関造船所江浦工場で行ったと発表した。

船は「ふがく丸」と名付けられ、今後、艤装工事、試運転などを経て2024年4月にフジトランスコーポレーションへ引き渡される。同船は、1997年から現在まで活躍する三菱重工業長崎造船所建造の現「ふがく丸」の代替船として就航する予定。ふがく丸は全長165メートル、幅27.6メートル、総トン数1万3000トン。

トレーラーシャシー50台と乗用車1511台の同時積載が可能。船首には垂直ステムを採用して推進抵抗を低減、高効率プロペラや低摩擦塗料の採用と併せて燃費が大幅に改善されている。また、機関室内に装備した陸上電力受電装置と港に設置予定の配電装置を接続することで、船内の発電機を停止することができ、将来的な着岸中のゼロエミッションを実現する。現行船に比べて船幅を拡大した上で、トレーラー区画の構造を工夫して柱をなくすことにより、トレーラー旋回スペースに余裕を生み、積み付け効率が向上されている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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