
▲外航液化CO2輸送船のイメージ(出所:三菱重工)
荷主三菱重工グループの三菱造船(横浜市西区)と今治造船(愛媛県今治市)、ジャパンマリンユナイテッド(横浜市西区)の共同営業設計会社である日本シップヤード(東京都千代田区)は22日、外航液化CO2輸送船(LCO2船)の共同開発に向けた検討を開始したと発表した。日本シップヤードで2027年以降の竣工を目指す。
LCO2船は、回収したCO2を地中に安定的に貯留するCCS(Carbon dioxide Capture and Storage)プロジェクトにおいて、CO2を安全かつ大量に輸送する手段として将来的な需要拡大が見込まれている。CCSプロジェクトが先行しているEU地域内に続き、今後はアジア域内でも各国政府の推進によるCCSプロジェクトの加速が見込まれることから、日本国内においてもLCO2船の需要に応じた建造体制の確立が必要となっていた。
三菱造船が有するLPG(液化石油ガス)輸送船、LNG(液化天然ガス)輸送船の建造で培った知見や高度なガスハンドリング技術と、日本シップヤードがこれまで培ったあらゆる船種の豊富な建造経験・高度な造船技術力を、両社が相互に補い合える強みとして共同開発を推進していく。
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