ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

リコーロジ、大型複写機用紙製包装で技術賞受賞

2015年9月1日 (火)

ロジスティクスリコーロジスティクスは1日、リコーテクノロジーズ、中津川包装工業と3社で共同開発した包装材「大型複写機用包装の紙製ジョイントロック改善」が2015日本パッケージングコンテストの包装技術賞(ロジスティクス賞)を受賞したと発表した。5年連続の入賞。

リコーロジ、大型複写機用紙製包装で技術賞受賞

同社が受賞した包装材は、重量が450キロから650キロ、高さにして120センチから160センチの大型複写機用にオール段ボールで設計したもので、キャップ、側面外装、底面になるベースで構成し、側面外装とベースを固定するジョイント部分に特徴がある。

これまで、キャップやベースが外側に広がらないよう樹脂製パーツを使用してきたが、側面よりもわずかに突出しているため、荷役時にパーツ同士が接触し、外装の損傷事故が発生していた。

今回の包装材には差し込み式の突起と、両包装材が広がらず外れないようにするためのロック構造を導入し、ベースと外装自体に切れ込みを入れてジョイントの機能を付加。

樹脂製パーツを廃止し、ジョイント同士の接触による損傷事故の撲滅と包装材の広がりの抑制、リサイクルできる段ボールのみを素材とした環境に配慮した仕様を実現した。

さらに、樹脂製パーツを取り付ける作業が省略されることで、包装材組み立て作業効率を33%向上させた

日本パッケージングコンテストは、優れたパッケージとその技術を開発・普及することを目的として人日本包装技術協会様が主催し、最高峰の包装材が決定される国内最大のコンテストで、364件の包装材から最高賞のジャパンスター賞14件、包装技術賞38件、包装部門賞79件が選出された。