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清水建設、涼しく軽量な新ヘルメットと空調服導入

2016年7月11日 (月)

サービス・商品清水建設では、今夏から建設現場の環境改善策の一環として、通気性に優れた新型の軽量ヘルメットと体温の上昇を防止する空調服を導入する。

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新型ヘルメットは、保護具メーカーの谷沢製作所と共同で検討を進めてきたもので、従来のヘルメットが内側をスッポリ覆う発泡スチロール製の衝撃吸収ライナーと個人の頭の大きさに合わせる固定用ライナーから構成されるのに対し、新型は固定用ライナーに衝撃吸収機能を付加し、発泡スチロールを取り除いたのが特徴。

これにより、ヘルメットを着用して一定の環境下で行った15分間の運動後でのヘルメット内部(頭頂部)の温度・湿度は旧型内が32.5度・77.1%、新型内は24.2度・54.8%と格段に涼しく感じられるようになった。

清水建設、涼しく軽量な新ヘルメットと空調服導入また、サイズを小型化して素材をポリエチレン樹脂からFRPに変更し、縁に雨だれ防止の反りを採用。小型化と素材の変更により、重量は旧型の450グラムから350グラムへと20%程度軽くなった。

空調服は既製品をベースに、同社の現場ユニフォームに合わせたデザインを施した。ジャンパーに内蔵した2機の小型電動ファンで外気を取り入れ、ジャンパー内をドライにすることで汗を乾燥させ、その気化熱で体を冷やすことで、体温上昇を防止する仕組み。