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NECが新技術を開発

腕に仮想キーボード表示、無菌作業現場に有効

2016年7月14日 (木)

サービス・商品腕に仮想キーボード表示、無菌作業現場に有効NECは13日、ウェアラブルグラスを用いて作業者の腕を仮想キーボード化し、接触せずに操作できる「ARmKeypad Air」(アームキーパッド・エアー)を開発したと発表した。

アームキーパッド・エアーは、ウェアラブルグラスと画像認識技術を連動させ、作業者の前腕に仮想キーボードを表示。実際の入力端末を持たずに業務に従事できる「ハンズフリー化」を実現する。

NECが開発した新技術は、タッチ(振動)で操作するこれまでの「アームキーパッド」と異なり、接触せずに操作することができるため、医療や油などで手が汚れる作業現場、接触による菌の転移が課題となる食品加工プロセスなど「もの・衣服に直接触れられない無菌状態での作業が求められる現場で有効」(NEC)だ。

腕に仮想キーボード表示、無菌作業現場に有効QRコードなどのARマーカーや企業ロゴなどがついた手元を画像認識することで、すぐに仮想キーボードが出現し、入力操作を開始できる。このため、ハードウェアコントローラのようにデバイスを取り出す、手に持つといった動作のために作業を中断することがなく、ウェアラブルウォッチの着用も不要なため、腕にデバイスを付けることが不適切な現場に適している。