ロジスティクスヤマトホールディングスが29日に発表した4-6月期決算は、ECの拡大を背景に通販事業者への拡販を進め、売上の7割を占める宅急便収入が4.9%増となるなど主力事業が堅調に推移、営業利益を8割伸ばした。
ヤマトホールディングス | 2016年4-6月期決算 |
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当期実績(百万円) | (前年同期比) | 対売上高利益率 |
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売上高 | 341,876 | 3.9% | |
営業利益 | 7,433 | 80.0% | 2.2% |
経常利益 | 7,666 | 60.7% | 2.2% |
当期純利益 | 3,661 | 91.9% | 1.1% |
宅急便が取扱個数4億2900万個と10%増え、売上ベースでは4-6月の3か月で2397億8200万円(4.9%増)を稼ぎ出した。クロネコDM便は取扱冊数3億8800万冊と冊数ベースで1.3%減、売上ベースで4.6%のマイナスとなった。
他の事業は前年同期比で売上を伸ばしたのが販売物流サービス(7.4%増)、リース(12.6%増)、ITオペレーティングソリューション(10.1%増)など。逆にカードソリューション(8.9%減)、ペイメント(0.8%減)、貿易物流(8.2%減)などは売上を落とした。
通期は売上高1兆4600億円(3.8%増)、営業利益650億円(5.2%減)、経常利益655億円(5.7%減)、最終利益390億円(1.1%減)と増収減益予想。