ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

日本郵船、商船三井、アジア-欧州航路で新アライアンス

2011年12月20日 (火)

ロジスティクス日本郵船が所属する定期コンテナ船共同運航組織「グランドアライアンス」3社と、商船三井が所属する「ザ・ニューワールドアライアンス」に所属する3社は、アジア-欧州航路で新たなアライアンスを設立することに基本合意した。2012年4月頃までのサービス開始に向け、必要な手続きを行うとしている。

 

新アライアンスは「G6アライアンス」と名付けられた。グランドアライアンスに所属する日本郵船(日本)、ハパッグ・ロイド(ドイツ)、OOCL(香港)とザ・ニューワールドアライアンスに所属する商船三井(日本)、APL(シンガポール)、現代商船(韓国)の6社で構成され、アジア-北欧州航路7便、アジア-地中海航路2便の共同運航を開始する。

 

90隻以上の共同配船で、アジア、ヨーロッパ、地中海地域の40港以上をカバーする、より広範なネットワークを形成する。また、今後30か月の間に竣工する各社の大型船(最大1万4000TEU型)を投入し、最新鋭のコンテナ船を配船していく。

 

新アライアンスは、9航路からなるサービス網を構築し、シンガポール、香港、上海、南中国、ロッテルダム、ハンブルグ、サザンプトンといったアジア・欧州の主要港への寄港頻度を向上させる。

 

これらの主要港以外にも、各港への直航サービスを充実させ、北欧州ではルアーブル、アントワープ、ブレーメルハーフェン、テムズポートをカバーするほか、グダニスク(ポーランド)、ゴーセンブルグ(スウェーデン)への直航サービスを開始する。

 

また、アジアでは、大連、天津への直航サービスを含め、青島、寧波、高雄、アモイ、カイメップ(ベトナム)、日本、コロンボに寄港する。ジェダ、ポートサイドの中東地域もカバーする。