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原油輸入の中東依存度、9か月連続で前年超え

2016年9月2日 (金)

調査・データ資源エネルギー庁がこのほど発表した7月の石油統計速報によると、原油輸入量は1550万kl、前年同月比8.5%減と4か月ぶりに前年を下回った。

輸入量はサウジアラビア(523万kl、6.1%減)、アラブ首長国連邦(405万kl、22.6%減)、カタール(127万kl、9.5%増)、イラン(126万kl、61.8%増)、メキシコ(95万kl、6倍増)――の順で多かった。

同月の中東依存度は85.4%で、前年同月に比べて1.5ポイント増と9か月連続で前年を上回った。

燃料油の生産は1450万kl(0.5%増)と3か月連続で前年を上回った。油種別ではガソリン、灯油、A重油、B・C重油は増加したが、ナフサ、ジェット燃料油、軽油は減少した。

燃料油の輸入は269万kl(8.5%減)と6か月連続して前年を下回った。輸出は273万kl(9.7%減)で3か月連続して前年を上回った。

国内販売は1381万kl(2.2%減)と10か月連続で減少。油種別にみると、軽油、A重油、B・C重油は前年を上回ったが、ガソリン、ナフサ、ジェット燃料油、灯油は前年を下回った。在庫は992万kl(2.7%減)で12か月連続して前年を下回った。ガソリン、ジェット燃料油、灯油は増加したがナフサ、軽油、A重油、B・C重油は減少した。