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原油輸入の中東依存度85.2%、3か月連続前年比増

2014年12月1日 (月)

調査・データ資源エネルギー庁が11月28日に発表した10月の石油統計速報によると、10月の原油輸入量は1632万kl、前年同月比3.9%増と8か月ぶりに前年を上回った。

輸入量はサウジアラビア(588万kl、20%増)、アラブ首長国連邦(427万kl、15.6%増)、ロシア(137万kl、14.7%減)、カタール(129万kl、32.4%減)、クウェート(91万kl、8.2%減)――の順で多かった。

同月の中東依存度は85.2%で、前年同月に比べて2.5ポイント増と3か月連続して前年を上回った。

燃料油の生産は1463万kl(0.9%増)と7か月ぶりに前年を上回った。油種別ではガソリン、ナフサ、灯油が増加したものの、ジェット燃料油、軽油、A重油、B・C重油は減少した。

燃料油の輸入は250万kl(13.3%減)と3か月連続して前年を下回った。輸出は252万kl(1.1%増)で6か月ぶりに前年を上回った。

国内販売は1491万kl(2.5%減)と7か月連続で減少。ナフサは前年同月を上回ったが、ガソリン、ジェット燃料油、灯油、軽油、A重油、B・C重油は前年同月を下回った。在庫は1160万kl(3.8%増)で2か月連続して前年を上回った。ナフサ、ジェット燃料油、軽油、A重油、B・C重油は増加したが、ガソリン、灯油が前年同月を下回った。