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原油輸入の中東依存度84%、4月の石油統計速報

2017年6月2日 (金)

調査・データ資源エネルギー庁がこのほど発表した4月の石油統計速報によると、原油輸入量は1684万キロリットル(kl)、前年同月比1.8%増と3か月ぶりに前年を上回った。

輸入量はサウジアラビア(661万kl、2.6%減)、アラブ首長国連邦(397万kl、24%増)、クウェート(123万kl、10.5%減)、カタール(118万kl、30.7%減)、ロシア(105万kl、10.1%減)――の順で多かった。

同月の中東依存度は84%で、前年同月に比べて3.6ポイント減と3か月ぶりに前年を下回った。

燃料油の生産は1376万kl(7%減)と3か月連続で前年を下回った。油種別では、灯油は増加したが、ガソリン、ナフサ、ジェット燃料、軽油、A重油、B・C重油は減少した。

燃料油の輸入は299万kl(20.8%増)と3か月連続して前年を上回った。輸出は203万kl(20.5%減)と3か月連続して前年を下回った。

国内販売は1392万kl(2.3%減)で5か月連続して前年を下回った。油種別にみると、ジェット燃料油、灯油、軽油は前年同月を上回ったが、ガソリン、ナフサ、A重油、B・C重油は前年を下回った。在庫は920万kl(微減)で21か月連続して前年を下回った。ソリン、ナフサ、軽油、A重油は前年同月を上回ったが、ジェット燃料、灯油、B・C重油は前年同月を下回った。