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新マッチングプラットフォーム「CILLOX」年明けにも実運用段階

DHL、運送会社の積荷状況を常時把握し荷主に提示

2016年10月20日 (木)
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話題DHLフレイトは19日、欧州で荷主と貨物輸送事業者をマッチングする新たなデジタル貨物プラットフォーム「CILLOX」(シロックス)を発表した。

このマッチングプラットフォームは、輸送事業者の輸送力とトラックの積載状況をリアルタイムに把握し、荷主のニーズに応じて適した輸送事業者を自動的に探し出す仕組みで、荷主は「ボタンにタッチするだけで、最適な信頼できる輸送事業者」を見つけられるのが特徴。

このサービスを利用することで、荷主は運賃を問い合わせたり比較したりするために長時間かける手間や、信頼できる輸送事業者かどうかに悩む必要がなくなり、一つのプラットフォーム上で出荷プロセスを完結させることができるようになるという。

また輸送事業者側は、合理化された請求・支払プロセスによって素早く支払いを受けることが保証されるため、利益の確保が容易になるメリットがある。

同社は「9月のパイロット運用期間中に初期ユーザーテストを行い、高い顧客満足を得られた」と自信を深めており、2017年1月時点で実運用が可能な状態にすることを目指す。

DHLフレイトのアマドゥ・ディアロCEOは「荷主と輸送事業者の双方が、この新たなビジネスモデルの恩恵を受ける。DHLはシロックスによって物流業界のデジタル化を促進し、伝統的な道路貨物輸送事業を”壊す”ことになる」と話している。