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3R推進功労者表彰、リコーが内閣総理大臣賞

2016年10月20日 (木)

認証・表彰経済産業省は20日、リデュース・リユース・リサイクル(3R)推進協議会が主催する「リデュース・リユース・リサイクル推進功労者表彰」の受賞者を発表した。14件の大臣賞のうち最高賞にあたる内閣総理大臣賞にはリコーが受賞した。

今年度は全国から121件の推薦案件が寄せられ、審査の結果、それぞれの大臣賞14件、会長賞56件の全70件が受賞。リコーは環境事業開発センターを中心としたリユース・リサイクル活動の取り組みが評価され、最高賞に選ばれた。

同社は製品単位でのリユース、部品単位でのリユース、素材単位でのリサイクルといったそれぞれの段階でリユース・リサイクルを行う、独自のシステム「コメット・サークル」として、資源の全方位的な有効活用を実現。この取り組みにより、資源の有効利用に大きく寄与したこと、コメットサークルのグローバルに展開したことが評価された。

コメットサークルは、製品メーカー・販売者といった上流・下流を含めた製品のライフサイクル全体で環境負荷を減らしていく考え方で、環境事業開発センターは、全国から回収されたリコー製品(複写機・プリンター類)を(1)リコンディショニング機として再生(2)再生が難しい回収機にリユース可能部品を抜き取り交換部品などに利用(3)リユースできないものはリサイクルや再資源化を行い処分量を削減する――といった、製品の状態に応じて活用している。

この取り組みにより、回収された製品の再資源化率は99%を超えているほか、2014年度の日本国内実績値は、複写機で99.74%の再資源化率を達成した。さらにリユースによる原材料・部品調達起因のCO2排出量削減効果は、6700トンにのぼっている。

■大臣賞受賞者
内閣総理大臣賞:リコー
財務大臣賞:リカーマウンテン
文部科学大臣賞:本城学園本城東幼稚園と吉賀町立柿木中学校
農林水産大臣賞:全国みりん風調味料協議会・全国発酵調味料協議会
経済産業大臣賞:リプロントーワ
国土交通大臣賞:東京外環自動車道国分工事特定建設工事共同企業体、大林組大阪本店淡路町3丁目工事事務所、大林・鹿島特定建設工事共同企業体、竹中工務店東関東支店東関東支店ZEB化改修工事、竹中工務店技術研究所と東京本店技術部、阪神高速道路建設・更新事業本部堺建設部、福岡市
環境大臣賞:京都市ごみ減量推進会議