ロジスティクスハマキョウレックスが27日に発表した9月中間決算は、物流センター事業(3PL事業)で新規センターの立ち上げ費用がかさんだ影響により、営業利益が4.5%減少した。
3PL部門である同事業は、部門売上が10.8%の増収を確保したものの、新規センターの立ち上げ費用の発生で部門利益は10.1%の減益。それでも物流業界ではトップレベルの売上高営業利益率となる9.52%と高い水準を維持している。また現在は新規センターの効率化が進んでいることから、同社は下半期の改善に期待をかける。
新規稼働案件は前の期に受託した1社を含む6社で、機中に受託した7社のうち2社は11月以降の稼働を目指して準備を進めている。これにより同社の物流センター数は5センター増えて92センターとなった。
貨物自動車運送事業は、物量の減少を同業他社との取引拡大でカバーし、部門売上が1.9%増収、同利益が6.7%の増益と堅調に推移した。
通期予想に対する進捗度は、特に営業利益が50%に6ポイント程度届いておらず、下半期には3PL部門の収益改善が欠かせない状況だ。
2016年9月中間決算 |
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当期実績(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 | 直近3か月(百万円) | 前年同期比 |
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売上高 | 49,292 | 6.3% | 24,619 | 5.7% | |
営業利益 | 3,844 | -4.5% | 7.8% | 1,870 | -6.7% |
経常利益 | 4,031 | -2.7% | 8.2% | ||
当期純利益 | 2,342 | 0.5% | 4.8% |