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日本フードサービス協会調べ

10月の外食市場5.3%増、ファストフード好調続く

2016年11月28日 (月)

調査・データ日本フードサービス協会は25日、10月の外食産業市場動向の調査結果を発表した。前年より休祝日数が1日多い曜日回りが、ファーストフード、ファミリーレストランなど週末の集客が大きい業態の売上を引き上げたほか、ハロウィン需要で好調だったファーストフードが引き続き全体を牽引し、全体売上は5.3%増と、2か月連続で前年同月を上回った。

ファーストフードの売上は9.4%増加。業種別では「洋風」は過去好評だった商品の復刻キャンペーンが好調なところもあり、売上は12.9%増となった。「和風」は携帯電話会社とのコラボキャンペーンが客数を押し上げ12.6%増加。「麺類」も携帯アプリでの販促や新商品が好調で4.4%増。「持ち帰り米飯・回転寿司」は季節限定の高単価メニューなどが好評で4.1%増加した。「その他」はアイスクリームでハロウィンキャンペーンなどが奏功して5.1%増加。

ファミリーレストランは、曜日まわりが客数を押し上げ3%増加した。業種別では、「洋風」は価格訴求力のある店が引き続き好調で3.1%増加し、「和風」はメニュー改定で客単価が上昇した店もあり2.3%増加。「中華」は食材の国産化などの取り組みが結実したところもあり2.3%増となった。「焼き肉」は値ごろ感のあるメニューの導入で客数が増え4.8%増。

パブ・居酒屋は、ハロウィン需要や店舗増などで4%増加した。「居酒屋」は引き続き店舗数削減で10.1%減少。ディナーレストランは店舗数と休祝日の集客増で5.3%増加。喫茶は平日の少ない曜日まわりなどがマイナスに作用したが、客単価が上がり0.4%増。