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メガネスーパー、ウェアラブル端末の最新プロト機公開

2016年12月15日 (木)
メガネスーパー、ウェアラブル端末の最新プロト機公開
空白

サービス・商品メガネスーパーは15日、メガネ型ウェアラブル端末「b.g.」(ビージー)の最新プロトタイプを発表した。

プロトタイプは「見え心地」「かけ心地」にこだわり、左右に2つのディスプレイを搭載してノンシースルー型の高解像度ディスプレイを採用。「見え方のクオリティ」を追求した結果、両眼視を前提とした設計としている。「眼への負担」も考慮し、長時間の作業や着用でも眼を疲れにくくさせるよう工夫した。

両眼視考慮の2つのディスプレイ採用とノンシースルータイプのディスプレイを組み合わせた製品は同社独自のもの。また、人それぞれ異なる「瞳」の位置を考慮し、ディスプレイ位置の可変性を追求。着用感を重視し、着用時の前後・左右バランスを追求した設計を採り入れた。

さらに「見え方」と「かけ心地」を両立させるために、専用のメガネフレームを設計。メガネフレームに「外フレーム」を装着させる形状を採用することで、メガネならではの「かけ心地」と「ディスプレイ部の固定感」を両立させている。ディスプレイを見る必要がないシーンでは、外フレームを持ち上げることでディスプレイを視界から外すことが可能。

また、視力矯正が必要なユーザーが快適につけられることを重視し、専用メガネフレームにはレンズを入れることが可能となっている。

メインの入力デバイスとして「スマートフォン」を想定し、メガネ部分と有線で専用のケースに接続。高解像度のデータを無線環境に左右されることなく、リアルタイムにディスプレイタイプに表示できる。高解像度を実現しながらも一定の使用時間を確保することを意図し、バッテリーは専用ケース内に設置する。

メインデバイスをスマートフォンとすることで、Wi-FiやBluetoothといった通信、カメラ、アプリケーションといった「すでにスマートフォンに備わっている機能」を利用できるよう配慮。既存のアプリケーション開発環境が使用できるようにする。

こうした取り組みにより、今後は「昨年までの事業活動を通じてすでに強い導入意欲が見込まれている倉庫・物流センターなどの物流領域に加え、その他(教育、エンタテインメント、畜産など)、あらゆる領域での実証実験を通じて、引き続きBtoB領域でのハンズフリーの実現を通じた生産性の向上を図るための方法を特定し、商品展開を図る業種・業態を拡大していく」という。