ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

アルテック、全天候型の巡回警備ロボット発売

2017年1月11日 (水)
アルテック、全天候型の巡回警備ロボット発売01(1)
空白

サービス・商品アルテックは11日、米国のセキュリティロボットメーカー「SMPロボティクスシステムズ」(サンフランシスコ)と販売代理店契約を結び、SMP社のセキュリティロボット「S」シリーズの国内販売を同日から開始すると発表した。

同社は昨年11月、米フェッチ・ロボティクス社の物流支援ロボットの取り扱いを始めるなど、物流分野向けの自動化システムのラインアップを拡大している。

SMP社のSシリーズは自律走行型車両ロボットで、全天候型でオンロード、オフロードに対応し、障害物を自動回避しながら、あらかじめマッピングされたルートを巡回し、搭載されたビデオカメラで周辺情報を記録することが可能。

工場、倉庫、変電所などの巡回警備だけでなく、鳥害対策、害虫駆除、ガス漏れ・放射性物質の検知など、さまざまな用途に対応したモデルが用意されている。

ロボットが侵入者を発見すると、指定されたルートでの走行を中止し、侵入者への最適経路に沿って追跡。最適経路は単純に目標への最短経路ということではなく、視覚的に判断して障害物が最も少ない経路になる。また、追跡目標の座標は他のロボットに送信・共有され、侵入者に最も近いロボットの一群が侵入者を追跡する。

アルテック、全天候型の巡回警備ロボット発売02(1)

侵入者の追跡を行わないほかのロボットは相互間隔を広げながら通常の巡回警備を行うという。

侵入者に最も近いロボットは初めに警報を鳴らし、侵入者の映像とGPS座標を中央警備室に送信、警備員が現場に向かう。警報が鳴ると人間のオペレーターが警報を確認して、ロボットに追跡を継続させるか、警報をキャンセルして通常警備に戻るかの判断を行う。

オペレーターが対象を侵入者でないと判断した場合は、対象者の写真と映像は安全認証(セーフパス)の対象として、データベースに記録される。データベースに登録されることで、以後は侵入者として認識されることはなくなる。