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日本ゼオン、ベトナムに合成ゴム用コンテナーの生産拠点

2012年2月14日 (火)
合成ゴム用コンテナー

合成ゴム用コンテナー

メディカル日本ゼオン(東京都千代田区)は14日、子会社のゼオン化成、東京材料との共同出資で、ベトナム北部のハイフォン市にあるVSIPハイフォン工業団地内に、合成ゴム用コンテナーの生産拠点として「ゼオン・マニュファクチャリング・ベトナム社」(ZMV)を設立したと発表した。

 

2013年春に合成ゴム用コンテナーの生産開始を目指すとともに、ゼオングループの加工組立関連事業の拠点として、プラスチック加工分野、医療機器分野などの事業化も検討する。

 

ZMVは、VSIPハイフォン工業団地に9.36ヘクタールの土地を確保。まずは、このうちの2.4ヘクタールを活用し、合成ゴム用コンテナー(STEC)の生産工場を整備し、日本ゼオンの工場と13年7月から稼動するゼオン・ケミカルズ・シンガポール社(ZCS)向けに出荷する。

 

フル生産体制下で、250人程度雇用する見込み。同生産ラインで、合成ゴム用に加え、一般工業用途などの金属STECの生産も行う。生産能力は年間12万台。

 

同社グループは、合成ゴム分野でZCSシンガポール工場を建設するほか、韓国への販売拠点開設、中国のパウダースラッシュ材料工場建設など、海外展開を積極化している。

 

今回の加工拠点整備もこの流れの中に位置付けており、ベトナムでの事業立上げ、運営ノウハウを蓄積し、今後加工組立事業分野でアジア市場展開用拠点として活用していく。