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デルタ工業子会社が島根県に新工場、7月操業開始

2017年1月24日 (火)

荷主島根県は23日、デルタ工業傘下で自動車用シートトリムカバーの裁断・縫製事業を担うデルタ・シー・アンド・エスが藤が丘企業団地(同県雲南市)に工場を新設すると発表した。7月から操業を開始する。

現行の雲南大東工場を移転し、規模拡大するもので、県は企業立地促進条例に基づく立地計画認定書を交付するとともに、デルタ・シー・アンド・エス、島根県、雲南市の三者で工場立地に関する覚書に調印する。

同社はデルタ工業の生産子会社として設立され、2011年に浜田市で自動車用シートトリムカバーの裁断・縫製を行う工場の操業を開始。15年には雲南市大東町で他企業の工場を一部賃借し、雲南大東工場を開設した。

新工場の投資額は3億5000万円で、操業後3年間で15人の雇用増を計画。県は「新たな雇用創出と地域経済の発展につながる」と期待しており、地元雲南市とともに同社を資金面・人材確保の面でバックアップする。

■新工場の建設計画の概要
立地場所:雲南市木次町山方1285番2
敷地面積:1万3696平方メートル
建物面積:3042平方メートル(鉄骨造平屋建)
投資額:3億5000万円
操業開始:2017年7月
事業内容:自動車用シートトリムカバーの縫製