神戸天然化学、27億円投じ出雲市の工場増設

拠点・施設神戸天然物化学（神戸市西区）は16日、島根県出雲市の出雲長浜中核工業団地に立地する工場を増設するため、島根県、出雲市と3者で立地に関する覚書をとり交わす。

県は同社の投資計画に対し、企業立地促進条例に基づく立地計画認定書を交付する。

同社は出雲長浜中核工業団地で出雲第1・第2工場を運営しており、医薬品・日用品・工業製品などの素材として広く用いられる有機化合物の受託製造・研究事業を展開。

今回の計画では、これまでの低分子医薬、開発が進む核酸・ペプチドなどの中分子医薬の医薬品原薬、電子材料の増産と安定供給を図るため、27億4000万円を投じ、製造施設を増築する。