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国交省、関東から近畿・四国へ災害時の海上輸送訓練

2017年1月24日 (火)

環境・CSR国土交通省は24日、南海トラフ地震を想定し、関東地方から近畿、四国地方へ災害支援物資を海上輸送する実動訓練を31日から2月1日にかけて実施すると発表した。

訓練では災害支援物資をコンテナシャーシに積載し、千葉港、東京港からそれぞれ堺泉北港・徳島小松島港まで船舶で海上輸送し、堺泉北港堺2区基幹的広域防災拠点、県立防災センター備蓄倉庫からトラックで大阪府・徳島県内の輸送拠点へ輸送する。

南海トラフ地震では甚大な被害が想定されており、大量の災害支援物資が必要になると予想されるため、大量の災害支援物資を輸送できる海上輸送ルートの確保に向け、2つの輸送ルートにより海上輸送の実動訓練を実施する。併せて、鉄道輸送(広島県から鹿児島県)、航空輸送(北海道から静岡県)による災害支援物資輸送の机上訓練も同時並行して行う。

国交省では、大規模災害発生時に陸海空の輸送手段を最大限に活用できるよう、訓練で得られた経験を活かし年度内をメドに「即応型災害支援物資輸送の実施方策」を策定する。