三井物産、機械･輸送システム本部を2本部体制へ分割

荷主三井物産は、4月1日付で営業本部組織として機械・輸送システム第一本部と同第二本部を新設する。注力分野のひとつに位置付けるモビリティ分野で「加速度的な変化が起こる」との判断から、環境変化に素早く、木目細かく対応できる営業本部体制の構築を図る。

2つの新設本部は、現行の機械・輸送システム本部を分割・再編する形で設ける。第一本部は自動車産業、建設・産業機械事業、官民連携によるインフラ整備・運営がグローバルに進む旅客・貨物鉄道事業を対象に、デジタル・トランスフォーメーション、自動化技術、ロボティクス、シェアリングエコノミー、オフレールビジネスなど、「新規開拓を含めたビジネスモデルの強化・付加価値向上」を目指す。

第二本部は船舶・航空産業を深堀りし、周辺需要の開拓やビジネスモデルの進化を図る。船舶・航空機・貨車などの輸送機リース機能でシナジーの模索・先鋭化を進める。