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再配達削減へ賛同企業呼びかけ

カルテットコミュ、個人宅配物の会社受取り奨励制度開始

2017年3月10日 (金)

ロジスティクスリスティング広告の運用代行や運用支援ツールの開発を行うカルテットコミュニケーションズ(名古屋市中区)は10日、運送業界の再配達問題の解決に向け、3月から個人宅配物の会社受取り奨励制度を開始すると発表した。同業界の企業にも参加を呼びかけ、賛同企業複数社でこの制度を推進する。

運送業界の再配達増加の課題はインターネット通販の売上拡大が配達物の全体数を底上げし、再配達問題を引き起こす要因の一つとなっているが、同社は「インターネットマーケティング企業は顧客のインターネット通販の売上拡大を目指していく立場にあり、こういった課題に当事者意識をもって取り組むべき」と考えた。

「ネット通販で売上を拡大しても運送業者がうまく機能していなければ、顧客の目的が達成されないことに加え、日本のインターネット通販活性化の弊害となってしまう」(カルテットコミュニケーションズ)。

再配達問題が起こる要因として、「勤務中に自宅に荷物が配達されてしまうというケースが多数を占める」と考えており、そこで同社含め賛同企業で個人宅配物の会社での受け取りを推奨する運動を開始する。

賛同企業は現在、アナグラム、ヴァンテージマネジメント、シンフィールド、THECOO、TATEITO、ビックマック、アクシス、カルテットコミュニケーションズ、AZ、Shift、アンダス――の11社。