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ヤマト・ANA総研・福島県、農産物の販路拡大で連携

2017年3月21日 (火)
ヤマト・ANA総研・福島県、農産物の販路拡大で連携
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ロジスティクスヤマト運輸は21日、福島県、ANAホールディングス傘下のANA総合研究所と福島県産農林水産物の海外販路拡大に向けた連携協定の締結式を行ったと発表した。

福島県は、オリジナルブランド米である「天のつぶ」をはじめ、桃や梨などの農産物をタイ、マレーシア、シンガポールなどの海外に向けて販路を拡大する取り組みを行ってきたが、さらなる取引の拡大に向け、小口輸送の活性化や、海外の消費者ニーズの把握、輸送時の鮮度保持、輸出時の通関手続きなどが課題となっていた。

ヤマト運輸とANAグループは、国内の輸送リードタイム短縮に加え、沖縄国際物流ハブを基点としたアジア圏へのスピーディーな輸送ネットワークを構築し、旬の食材を鮮度を保ったままアジア圏へ届ける「産直・お取り寄せモデル」の実現に向けて取り組んでいる。

今回3者は連携協定を締結し、それぞれの資源やノウハウを有効活用することにより、福島県内の生産者や事業者に対し、小口輸送の集約化に伴うコストダウンや海外展開に有益な輸送ルートを提供するなど、福島県産農林水産物の販路拡大に向けて取り組む。

具体的には、ヤマト運輸・ANAグループは、アジア圏へ最短翌日に届けする国際間の小口保冷輸送サービス「国際クール宅急便」などの輸送サービスを通して、高品質な県産農林水産物を鮮度を保ったまま海外まで届ける。また、生産者や事業者が海外とのビジネスを積極的に展開できるよう、輸出支援セミナーの開催や輸出時に必要な書類の作成などのサポートを行い、海外販路の拡大を支援する。

福島県は海外マーケット情報の収集や福島県産農林水産物をPR。販路拡大に積極的な生産者や事業者とバイヤーをマッチングさせ、福島県産農林水産物等の販路拡大に向けた支援を行う。