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昭和電工、中国で高純度アルミ箔の生産増強

2017年5月12日 (金)

荷主昭和電工は、アルミ電解コンデンサーに使われる高純度アルミ箔の中国における生産能力を増強する。現地法人の昭和電工アルミ(南通)が持つ月産能力を現在の600トンから800トンに引き上げ、11月からの稼働を目指す。

現地法人は中国国内の顧客へタイムリーに高純度アルミ箔を販売する現地生産拠点として、堺事業所から供給する中間製品の最終加工を行っているが、フル稼働が続いていることから「成長市場に対する安定供給を持続するため」、増強を決めた。堺事業所と現地法人を合わせた電解箔の月産能力は3000トンで変わらない。

アルミ電解コンデンサーは、家電製品からIT機器、電気自動車やハイブリッド車、新エネルギー分野まで幅広く使用されており、特に環境・エネルギー分野を中心に需要の伸長が見込まれている。