調査・データ日本海事センターが17日発表した主要定期航路のコンテナ貨物荷動き動向によると、貨物量は北米航路の往航・復航、欧州航路の往航・復航、日中航路の往航・復航が増加し、アジア域内航路が減少した。
北米航路は、往航(4月)が130万8656TEUで前年同月に比べ10.8%増え、2か月連続のプラス。3月の運賃(ニューヨーク-塩田間)は39%増、1TEUあたり2390ドルで6か月連続のプラス。
復航(2月)は56万2333TEUで2.8%増となり、8か月連続のプラス。3月の運賃(ニューヨーク-塩田間)は4%減の1TEUあたり720ドルで2か月ぶりのマイナス。
欧州航路(3月)は往航が135万1238TEUで12.9%増で2か月ぶりプラス。3月の運賃(塩田-英フェリックストウ間)は78.1%増の1TEUあたり1140ドルで11か月連続のプラスだった。復航は68万3914TEUで19.1%増となり3か月連続プラス。3月の運賃(塩田-英フェリックストウ間)は20%増の1TEUあたり780ドルで4か月連続のプラスだった。
日中往航(3月)は重量ベースで115万5644トン(12.7%増)で5か月連続プラス、金額ベースでは7513億円(19.2%増)で5か月連続のプラスとなった。3月の運賃(横浜-上海間)は8.8%増の1TEUあたり370ドルで10か月連続のプラスとなった。
復航(3月)は重量ベースで205万3226トン(13.5%増)、金額ベースでは9.3%増の1兆1650億円で2か月ぶりのプラスとなった。3月の運賃はほぼ横ばいの1TEUあたり610ドルで2か月連続のプラス。
アジア域内航路(3月、日中韓台香+ASEAN)は105万6566TEUで5.7%減で3か月連続のマイナス。3月のアジア域内コンテナ運賃指数は2.6%増の1TEUあたり758ドルで4か月ぶりのプラスだった。