調査・データ日本海事センターがこのほど発表した主要定期航路のコンテナ貨物荷動き動向によると、貨物量は北米航路の往航・復航、欧州航路の往航・復航、日中航路の往航・復航が増加し、アジア域内航路が減少した。
北米航路は、往航(5月)が144万9900TEUで前年同月に比べ11.2%増え、3か月連続のプラス。5月の運賃(ニューヨーク-塩田間)は35.6%増、1TEUあたり2210ドルで8か月連続のプラス。
復航(3月)は60万4425TEUで6.4%増となり、10か月連続のプラス。5月の運賃(ニューヨーク-塩田間)は1.4%増の1TEUあたり740ドルで2か月連続のプラス。
欧州航路(4月)は往航が130万5645TEUで1.3%増で2か月連続のプラス。5月の運賃(塩田-英フェリックストウ間)は40.9%増の1TEUあたり1240ドルで13か月連続のプラスだった。復航は64万6336TEUで0.3%増となり4か月連続プラス。5月の運賃(塩田-英フェリックストウ間)は前年並み、1TEUあたり1160ドルで5か月連続のプラスだった。
日中往航(4月)は重量ベースで100万5451トン(1.4%増)で6か月連続プラス、金額ベースでは6524億円(11.3%増)で6か月連続のプラスとなった。5月の運賃(横浜-上海間)は8.8%増の1TEUあたり370ドルで12か月連続のプラスとなった。
復航(4月)は重量ベースで183万4853トン(4.2%増)、金額ベースでは0.4%減の1兆69億円で2か月ぶりのマイナスとなった。5月の運賃はほぼ横ばいの1TEUあたり670ドルで4か月連続のプラス。
アジア域内航路(4月、日中韓台香+ASEAN)は99万2430TEUで6.8%減で4か月連続のマイナス。5月のアジア域内コンテナ運賃指数は7.4%増の1TEUあたり787ドルで3か月連続のプラスだった。