ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

主要コンテナ航路動向、16年11月の北米復航9.8%増

2017年2月16日 (木)

調査・データ日本海事センターが16日発表した主要定期航路のコンテナ貨物荷動き動向によると、貨物量はアジア域内航路のほか、北米航路、日中航路で往航・復航が増加した一方、欧州航路は減少した。

北米航路は、往航(2016年12月)が131万6389TEUで前年同月に比べ12.8%増え、3か月連続の増加。1-12月の累計は3.7%増の1562万TEU。11月の運賃(ニューヨーク-塩田間)は70.4%増で、1TEUあたり2590ドルで3か月連続のプラス。

復航(11月)は59万816TEUで9.8%増となり、6か月連続で増加となった。1-11月の累計は5.2%増の619万TEU。12月の運賃(ニューヨーク-塩田間)は1.4%減の1TEUあたり690ドルで39か月連続のマイナス。

欧州航路(12月)は往航が133万8542TEUで4.8%減少で7か月連続プラス。12月の運賃(塩田間-英フェリックストウ)は35.1%増の1TEUあたり1270ドルで8か月連続のプラスだった。復航は59万4095TEUで2.1%減となり5か月ぶりのマイナスとなった。運賃(塩田間-英フェリックストウ)は13.1%増の1TEUあたり690ドルで24か月ぶりプラスだった。

日中往航(12月)は重量ベースで112万539トン(15.9%増)で2か月連続プラス、金額ベースでは7203億円(12.1%増)で2か月連続のプラスとなった。同月の運賃(横浜-上海間)は18.2%増の1TEUあたり390ドルで7か月連続のプラスとなった。

復航(12月)は重量ベースで182万9558トン(4.3%増)、金額ベースでは9.5%減の1兆471億円で9か月連続のマイナスとなった。運賃は9.5%減の1TEUあたり570ドルで22か月連続のマイナス。

アジア域内航路(12月、日中韓台香+ASEAN)は121万3777TEUで5.1%増で6か月ぶりのプラス。同月のアジア域内コンテナ運賃指数は2.5%減の1TEUあたり743ドルで、2か月ぶりのマイナスだった。