調査・データ日本海事センターが16日発表した主要定期航路のコンテナ貨物荷動き動向によると、貨物量は北米航路の往航、欧州の往航、アジア域内航路が増加し、北米復航、欧州復航、日中航路が減少した。
北米航路は、往航(10月)が142万1820TEUで前年同月に比べて1.8%増え、8か月連続のプラスとなった。10月の運賃(ニューヨーク-塩田間)は30.3%減となる1TEUあたり1700ドルで2か月連続のマイナスだった。
復航(8月)は52万4139TEUで10.8%減となり、2か月連続のマイナスとなった。10月の運賃(ニューヨーク-塩田間)は9.1%増加の1TEUあたり720ドルで4か月連続のプラス。
欧州航路(9月)は往航が130万6372TEUで7.4%増となり7か月連続のプラスだった。10月の運賃(塩田-英フェリックストウ間)は0.9%減少の1TEUあたり1070ドルで2か月連続のマイナス。復航は59万8737TEUで1.1%現となり3か月ぶりのマイナスとなった。10月の運賃(塩田-英フェリックストウ間)は62.9%増となる1TEUあたり1010ドルで11か月連続のプラスだった。
日中航路(9月)は、往航が重量ベースで84万5111トン(1%減)で4か月ぶりのマイナス、金額ベースでは6757億円(28.4%増)で8か月連続の2ケタ増となった。10月の運賃(横浜-上海間)は5%減となる1TEUあたり380ドルで5か月連続のマイナス。
復航は重量ベースで172万3204トンで3.3%減、金額ベースでは7%増加の1兆891億円で5か月連続のプラスだった。10月の運賃はほぼ横ばいの1TEUあたり610ドルで9か月連続のプラス。
アジア域内航路(9月、日中韓台香+ASEAN)は112万6272TEUで7.1%増で6か月連続のプラス。10月のアジア域内コンテナ運賃指数は4.2%増の1TEUあたり777ドルで8か月連続のプラスだった。