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AutomagiがAIエンジン開発に協力

画像から荷物を自動判別する物流AIエンジン

2017年5月31日 (水)

ロジスティクス独自開発のAIソリューション「AMY」(エイミー)を提供するAutomagi(東京都新宿区)は5月31日、NTTデータが昨年12月から17年3月の期間で実施した物流画像判別AIエンジンの適用実証の調査業務で、ディープラーニング(深層学習)によるAIエンジンの開発に協力したと発表した。

NTTデータが経済産業省に提案し、16年度に採択された「IoT・人工知能技術の活用による物流効率化のための調査事業」で、AutomagiはNTTデータから委託を請け、さまざまな荷物の荷姿、寸法、取扱い、汚破損などを画像から自動的に判別する物流画像判別AIエンジンをディープラーニング(深層学習)の技術を活用して開発を実施した。

開発にあたっては、鈴与、佐川急便などの協力により、物流倉庫内の実際の荷物の画像を学習させる実証実験を行った。物流現場では取り扱う商品や荷物の種類が多岐に渡るため、作業の機械化が難しい領域とされてきたが、物流画像判別AIエンジンは荷物の形状を最大1000種類まで自動的に判別することができるため、ロボットによる積み込み・積み下ろし作業や検品・梱包作業の自動化などさまざまなシーンでの活用が期待される。

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