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第一工業など3社、AI活用した自動仕分け搬送開発

2018年9月12日 (水)
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サービス・商品IoT展開支援プラットフォームサービスなどを手がけるアクロクエストテクノロジー(横浜市港北区本)は11日、同社の画像・動画解析AIソリューションを活用した自動仕分けによる搬送システムを、第一工業、東洋電機と共同で開発したと発表した。

既存のバーコードやセンサーによる仕分けでは、荷物の形状や色などの判別まではできず、昨今、荷物の内容が多様化する物流業界やさまざまな製品を扱う製造業の現場では、その仕分け作業に、多大な労力が必要となっている。今回3社は、カメラ映像を元に、AI技術を活用した自動仕分けによる搬送システムの開発に取り組んだ。

搬送ラインを流れる荷物をカメラで撮影しつつ、その形状や色をリアルタイムに分析・判別する実証実験を行い、物品の自動仕分けに成功。開発にあたって、アクロクエストは、画像・動画解析AIソリューション「Torrentio Video」(トレント・ビデオ)を活用して、これらの分析・判別の自動化を可能にした。

トレントビデオは、市販のネットワークカメラを利用して、特定物体の検知が可能なほか、エッジ処理で、高速な画像・動画解析を実現する。少ない画像サンプルでも、効率的にモデルの構築ができる。

なお、自動仕分け機は、14日まで東京ビッグサイトで開催されている国際物流総合展2018で展示している。