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バイナルと日立システムズ、輸出入貿易管理クラウド版

2017年7月18日 (火)

サービス・商品輸出入・通関業務ソフトメーカーのバイナル(名古屋市中区)は14日、日立システムズと協業し、バイナルが提供している輸出・輸入貿易業務管理システム「TOSS」のクラウドサービス「TOSS-CLOUD+」を同日から販売開始すると発表した。

TOSSは、PC上で動作する日本初の貿易ソフトウェアとして35年前に開発。輸出入管理業務に必要な機能を網羅しており、通関業務に必要な申請書の作成・管理や海外企業との輸出入物品の販売管理業務などをシステム化し、効率化している。

近年、コスト削減、システムの柔軟化、処理能力向上などを目的としたクラウドサービスの利用が拡大しており、顧客からTOSSをクラウドサービスとして提供して欲しいといった要望が多く寄せられていたことから今回、バイナルは日立システムズと協業し、クラウド版である「TOSS-CLOUD+」を販売開始する。

TOSS-CLOUD+は、オンプレミス版(自社導入型)で提供しているTOSSの機能を最短3日で提供するクラウドサービス。安価な初期環境構築費用とユーザー数に応じた月額費用での料金形式になっているため、初期投資を抑え、短期間・低コストでシステムを導入・利用開始でき、かつ輸出入業務の拡大にあわせて柔軟に利用規模を拡張することができる。

「輸出版TOSS-CLOUD+」「輸入版TOSS-CLOUD+」「フルパック版TOSS-CLOUD+」の3つのラインナップを用意し、事業規模や業務内容に適したクラウドサービスが利用可能。

TOSS-CLOUD+では、マイクロソフトのパブリッククラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」を採用しており、強固なセキュリティを確保し、将来のグローバル展開にも対応できるサービス基盤を実現している。さらに、データは「Microsoft Azure」の東・西日本にある国内のデータセンターを活用し、BCP対策を行っている。

また、システムの運用は、Microsoft Azureなどのクラウド基盤の運用代行のほか、サービスインフラを活用した多様なBPOサービスを提供できる日立システムズの「クラウド向け統合運用サービス」を採用。

このサービスでは、コンタクトセンターの品質を保証する国際的な規格「COPC CSP規格」を2004年から継続して取得しているコンタクトセンターを活用し、クラウド関連の有資格者がサーバーの死活監視やリソース監視などの監視業務から、バックアップ業務、障害を検知した際の復旧支援、問い合わせ対応などのヘルプデスクまで対応し、24時間365日体制でサポートする。