ロジスティクス貿易・通関システムの「TOSSシリーズ」などを提供するバイナル(名古屋市中区)と、貿易情報連携プラットフォーム提供するトレードワルツ(東京都千代田区)は9日、両システムのAPI連携を10月に開始すると発表した。貿易実務者の負担軽減に向けたもので、ユーザー企業数が7400を超えるTOSSと、トレードワルツによるブロックチェーンを活用した貿易情報の一元化機能を合わせて、アナログ・煩雑な業務が残る貿易実務の電子化を進める。
トレードワルツは発表に際して「日本国内の貿易実務者がどのようなシステムを利用していても、それらをAPI連携で縫い合わせ、貿易に必要な情報を共有して再入力作業から解放する」と述べるとともに、同社が「TOSSの持つ拡張性をさらに広げるベストパートナーの1つと言える」とアピール。両社は12日に開催するオンラインセミナーで、協業の詳細を説明する。