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商船三井、金華山丸の制御コンソールが「ふね遺産」に

2017年7月20日 (木)
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ロジスティクス商船三井は20日、同社が所有する貨物船「金華山丸」の「ブリッジ設置機関制御コンソール」が、日本船舶海洋工学会から「ふね遺産」として認定されたと発表した。

金華山丸は1961年に建造したディーゼル推進の一般貨物船で、当時画期的とされた主機関の遠隔操縦・自動制御を実現した世界最初の機関自動化船。

ふね遺産は、日本船舶海洋工学会がことし創立120周年を迎えるにあたり、歴史的価値のある「ふね」関連遺産を認定して広く社会に周知し、文化的遺産として次世代に伝える目的で開始した事業で、一般から公募された歴史的で学術的・技術的に価値のある船舟類、その関連設備の中から9件を認定している。

金華山丸のブリッジ設置機関制御コンソールは、「機関自動化の先駆けとなった金華山丸に装備された設備」な点が評価された。

■「金華山丸」概要
建造:1961年
総トン数:8316トン
載貨重量トン数:9645トン
出力:1万2000馬力
全長:140メートル
速力:21.2ノット

(画像:金華山丸)