認証・表彰日本郵船は12日、コンテナ専用船「箱根丸」が、日本船舶海洋工学会の主催する「第5回ふね遺産」において「海上輸送効率化を実現した我が国初の新造コンテナ専用船」と認定されたと発表した。
「ふね遺産」は、価値のある船舟類およびその関連設備を社会に周知し、文化的遺産として次世代に伝える目的で認定。「箱根丸」は、1968年8月に三菱重工神戸造船所で竣工した日本初のコンテナ専用船。高速化を目的とした船型や主機関、プロペラの採用により、それまで80日を要した太平洋横断航路の往復を30日に短縮するなど、海上輸送の大幅な効率化を実現した点が評価された。
日本郵船所有の船舶としては2018年(第2回ふね遺産)に「氷川丸」が認定されている。