サービス・商品トッパン・フォームズは4日、NFCフォーラム規格に準拠した低価格帯の暗号機能付きリーダー・ライター「TN18301シリーズ」を開発したと発表した。
NFC機能搭載のスマートフォンやタブレット端末の普及が拡大し、NFC機能を使ってデジタル機器間のデータ通信を手軽に実現する環境が進む一方、対応機能を搭載するデジタル機器は全体的に見るとまだ少なく、手軽にNFC機能を付加できるリーダー・ライターを求める声が高まっていた。
新製品はNFCフォーラム仕様として定義されている、(1)リーダー・ライター(2)非接触ICカードとして機能するカードエミュレーション(3)NFC機器同士でデータ交換できるP2P――の3モードをサポート。入退室管理や個人認証などのアプリケーションでも高度な米国の暗号規格「AES」で対応する。
従来機種(TR63036シリーズ)で未対応だったMIFARE Plusなどのセキュリティ性の高い新規格メディアへも対応しつつ、互換性を確保し、新機種に移行しやすく配慮した。