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きくや美粧堂、東日本の物流拠点刷新しロボット導入

2017年9月7日 (木)

▲ サーバーからの音声指示を受けてオリジナルの3段カートに商品を入れる女性従業員

メディカル美容室向け商品卸のきくや美粧堂(東京都渋谷区)は7日、このほど拡張移転した東日本をカバーする新たな物流拠点「East Logistics」(イーストロジスティクス)を報道陣などの関係者に公開した。

▲ TRC物流ビルB棟内に拡張移転したきくや美粧堂の物流作業の様子

新拠点は、7月1日に稼働を開始した東京流通センター(TRC)新B棟に開設したもので、それまで使用していたTRCのA棟から8月18日に拡張移転。自動製函機「E-Cube」、フェッチ社の自律型搬送ロボット、音声ピッキングといった最新技術を導入し、自社開発の3ボックスカートなどを効果的に活用。1720坪のスペースながら、移転前の1.5倍の出荷能力を実現した。

自動製函機は段ボールに入っている商品の高さを自動検知し、その高さで上部を折りたたんで封函まで行う設備で、箱が最低限のサイズまで小さくなることから、緩衝材のムダを省くとともに、トラックの積載効率も高める効果がある。

▲ 自律搬送型ロボット

また、撮影・採寸用スペースやモデル撮影が可能な「美粧ルーム、リフレッシュルームといった付加価値機能を併設し、庫内スタッフの7割を占める女性が働きやすい環境づくりにも配慮している。

同社の主要顧客は渋谷区・港区・新宿区などの都心部に多く、ラストワンマイルの優位性を出せる拠点として、平和島に立地するTRC内での移転にこだわった。