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JX金属、老朽化と増築困難で川崎事業所移転

2017年9月19日 (火)

拠点・施設JX金属は19日、倉見工場(神奈川県寒川町)で生産する伸銅品のスリット加工を担う子会社のJX金属コイルセンターが、2018年3月に川崎事業所を移転すると発表した。移設作業は18年6月末までかかる見通し。

川崎事業所の敷地では、JX金属コイルセンターの設立前から倉見工場川崎分工場としてステンレス、特殊鋼の圧延製品を生産。既存の建屋、インフラなどの老朽化が進んでいるが、事業所周辺環境の変化で大規模な建屋の増改築や設備増設が難しいと判断し、移転を決めた。現在の川崎市幸区から川崎区へ移転する。

移転に際しては既存設備を刷新するとともに、倉見工場の能力増強に対応するため、スリッター2基、梱包ライン一式を新設する。これによりスリット能力の増強と品質高度化を図り、需要家からの供給要請が強まっている箔製品(0.1ミリ厚未満製品)や、長尺製品などの安定供給体制を構築する。